あいちゃんあいちゃん。かわいくみえてしょうがない。

「いくらなんでも気が早い、などと言っている貴女は甘すぎる。今年も気付けばもう対象期間の半分即ち上半期が既に過ぎ去ろうとしているのだ。なんということだ。そろそろ絞って行かないと年末大変なことになるだろう。日々楽曲大賞を忘れずに生きてゆけば、大慌てで煮詰まった末後から見返すと抗弁不能のよくわからない選曲になってしまう、という事態も回避できようというもの。楽曲大賞は毎日の指針である。楽曲大賞と共にわたしは生きる。今年やるのかどうかは知らない。でもどうせやるだろうし。どうせって何だ」

という書き出しだけ早々に決めてしまって、その後ぐずぐずしている内に藤原氏に企画を先行されてしまい、きいとノベルティでもらった佐渡裕のハンドタオルを噛んでいる次第である。ギギギ。悔しい。因みに上記の書き出しを起こした最初の日付は7月21日となっている。ぐずぐずし過ぎ。今何月だ。七月だ。何。七月。こういうのは早い者勝ちであって、いくら「自分の方が思い付きは早かったもんね」と言い出してもそれは後出しじゃんけんであり極めて不当ないいがかりなのである。卑怯者なのである。ルール違反なのである。駄目ったら駄目なのである。だからわたしはサインが読めないノベルティを噛むのだ。きい。

わかってはいるけれど。

何のことかといえば例の年末恒例楽曲大賞の中間選考をしようという趣旨である。追随となってしまうが、デッドストックにしておくには惜しい稿なので幾分かはここに残しておこうと思う。折角選考したのだし、貧乏性分なのでストックは消化しておきたい。情けないやら口惜しいやら。

ここで、何度か唱えているわたしの持論「選考という作業は自他に対する演出を多分に含むので恥ずかしいものだとかなんとかむずかしくてよくわかんない」を説明し直してもいいけれど、もう何もかも虚しいのでとっとと上半期上位五曲を著わして終わることにする。

第一位 「シンフォニア・タプカーラ」伊福部昭 D.ヤブロンスキー/ロシア・フィルハーモニー管弦楽団 Naxos
第二位 「新世界より」A.ドボルザーク M.ヤンソンス/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 自主レーベル
第三位 「スキタイ組曲」S.プロコフィエフ L.バーンスタイン/ニューヨークフィルハーモニック ソニークラシカル
第四位 「春の祭典」I.ストラヴィンスキー S.ラトル/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 BOOMTOWN
第五位 「ブラスの祭典3」 佐渡裕/シエナ・ウインド・オーケストラ  エイベックス・クラシックス
選外 「ヤング・ピープルズ・コンサート」 L.バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック
今後余程の良い曲が出現しない限り上位三曲は固い。必ずランク入りすることだろう。とっても楽しい三曲なので未聴の方は是非。しかしてわたしもアバドさんの「マーラー6番」はまだ聴いていないのでひっくり返る可能性はあるけれどね、と、一応予防線を張っておこう。未来は誰にもわからない。ちなみに選外はDVD。輸入物なので必死で英語をヒアリングするのが大変なのだ。

お誕生日おめでとう。へんなことでトラックバックしてすいませんでした。