角を矯めて牛を殺すなんてことにならないように、気をつけて。

こんばんは。午前一時、ただいま帰宅しましたとうふです。

指揮台上のロストロポーヴィチまで直線距離にして1m。終演後のカーテンコールでは「アリガトウゴザイマシタ」なんて「爆レス」をもらえる位置でサイトウキネンを聴いてきました。
もう、あれだね、チャイコフスキーはずるいですよ。聴いてるだけで、うわ、ちゃいこーなんてメロディを次から次へと繰り出してくるんだもん。ひたすら音の波に揺られてすっかり腑抜けです。
それにしても、ヴァイオリンをはじめとする弦の皆さんが隅から隅までスゴイのひとこと。弦が上手いってのはご飯にたとえるとお米の一粒一粒が美味しいようなもので、それだけで満腹になれるんです。
でもでも、サイトウキネンはおかずにだって超一流のものが並んでるんです。特に今日は金管の根性の入った鳴らしっぷり(トロンボーンは尋常じゃないレベルだった)、もう、おなかいっぱいです。
終演後の表情なんかを見ても、舞台上の皆さんもやりきったってな顔してましたしね。
21,000円のチケットが安いと感じられる。こんなコンサートめったにないですよ。唯一の反省点は、また来年も必ず来ることを心に決めてしまったこと。お金の工面をどうしよう。