DAYS

 月 日

亀井絵里写真集が見当たらない。本当に発売になっているのかと思うくらいに、その匂いすら感じさせない。娘DOKYU!では握手会。久住さんが疲労からか焦点の定まらない視線でへらへら笑っている。たぶん限界なんだろう。道重さんどころかマネージャーさんまで思わずフレームインして「しっかりして!」

 月 日

エリックコーナーにひさびさに亀井さんが帰還。何故ウサギの格好をしているのかの説明すら無しにコーナーが進行する。それほどまでに切るところがなかったと好意的に解釈。フッてくださいよ中澤さん、という幇間チックな絡みができるようになったところに成長を感じる。往年の石川さんのレベルに近づいたか。それにしてもコーナーで紹介している亀井絵里の写真集は見つからない。

 月 日

猫が居なくなる。全く、猫ってのは何の前触れもなく居なくなるところが勝手なものだ。シーチキンが大好きだった。まあ、きっとどこかで元気にしているのだろう。忽然と姿が見当たらないあたり亀井絵里の写真集のようでもある。今日も足を棒にして書店を巡るが、釣果なし。

 月 日

憤っているのはなんとなく分かるが、それにしても電話くらいには出てくれないか。話ができなければ、喧嘩も、議論も、言い訳も、謝罪も、反駁も、そして何より仲直りができないじゃないか。何度コールしても繋がらない電話は、亀井絵里写真集が陳列されていない書棚の荒涼に似ている。

 月 日

戯れに横浜の宿の事情を調べてみる。思ったより厳しそうな状況。むしろ東京まで帰ったほうがよいのではないか。むしろ、東京に出るのを待ったほうが早く入手できるのではないか、亀井絵里写真集。

 月 日

今日も一人ウイスキーを空ける。身体に染み渡る熱。嚥下するごとに立ち上る芳香。しかしそれは儚くも一瞬後の刹那には霧散してしまう。そう、亀井絵里写真集が版元から瞬く間に捌けてしまうが如く。

 月 日

俚諺。子供が何の気なしに投げた石が蛙に当たって死んだ。発信元は無自覚に投じたモノが意外なほどの広さと深さで影響を及ぼすこと。亀井絵里写真集が見られないことがこれ程までに残念だとは。