帰宅してから16時間寝てしまいました。

さて、終演後にボロボロに疲れることでおなじみのカレーツアーも先日の名古屋で無事終了。わたしも三公演見てきました。最終公演のみ行けませんでしたが……だってさ、チケットなかったんだもの。


んで、総括的な感想。
久住小春
今回のツアーで一番印象に残ったことといえば、小春ちゃんは歌がヘタだなあ、ということ。あっ、怒らないで(無理☆カナ)。なにしろ、彼女にパートが回ってくるたびにガツンと突き抜けるあの声で不安定感満載のメロディを歌ってくれるんですから、心臓に悪い。ただまあ、不安定なのはこれからの研鑽でどうにでもなっていくと思うし、あの歌声のパンチ力は天賦の才能だと思う。自分のパートで落ちたりとかしてるのを見ると、ああ見えて内心まだまだ余裕なんてないのかもしれないし。忘れがちだけど、まだ14歳。石川さんなんかはデビューさえもしていなかった年齢なんだから、今後に期待でしょ。その年頃の後藤さんは確たるセンターだった気もするけど、そうゆのは気づかないフリをしときます(笑)
田中れいな
このところ「れいなちゃんに興味ない」をネタにしている副作用で、今回いつも以上にれいなちゃんを意識して見ました。彼女はキメドコロで必ずキメるよね。カメラに抜かれそうなところは必ずアングルをつける。なるほど、№1フォトジェニカーはダテじゃない。歌も自分のスイートスポットを見つけたって印象。一時期、藤本さんや高橋さんの「太い」声を意識しすぎて調子を崩し気味な印象があったんだけど、今回のシャイニーGなんかに見られるように、彼女のナチュラルはたぶんあの辺の「かわいい」声。そこを自分の武器として使えるようになったのは大きいかな。自分の持ち球をしっかり磨けばこそ、威力でねじ伏せる直球も生きるものだしね。
道重さゆみ
ひとり別次元。この言葉がぴったりくる彼女のダンス。上手い下手はともかく、フリを大きく見せようという意識の高さでは、娘。はもとよりハロプロ全体でもトップクラス(あとはベリーズの清水キャップくらいしかパッと浮かばない)。そのフルタイムレッドゾーンな意識のエンジンが、サスペンションがふにゃふにゃそうな柔らかい身体をぶんまわすので予測のできない挙動が見られる。ヤイヤイヤーであんなにアタマをぶんまわす必要があるのか?なんて疑問をさしはさむ余地がないくらい、見ていて単純に楽しい。ウィアラでは会場のヲタでもなかなかいない「努力、未来」パート16連続ジャンプをしたりと、とにかく激しく動く姿には脱帽。これだけやってエネルギー切れを起こさなかったのが、今ツアー一番の成果かも。開演直前に食べるというチョコレート効果か?
亀井絵里
シャボン玉での狂気のパフォーマンスは、前にも触れたとおり。でも、彼女の成長を一番感じたのが、その直後の恋ING。それこそリボン効果じゃないけど、きっと自分の歌い方についてなにかコツをつかんだんじゃないかと思う。安定感ではメインを張る藤本さんや高橋さんと遜色ないレベルに達していた。これまではライブになるともうひとつ印象が薄いイメージだったけど、もうそんなことはない。歌での安心感があるから、ふり幅としてMCのイカレっぷりも際立つ。最終日昼のすっごい話は、重要人物のお母さんともども育ちがアレなところをお嬢様さゆみんに目撃されるといういい具合のおはなしでした。サイコウ。
新垣里沙
この人の伸び代に限界はないのか。先のツアーで歌のニュアンスのコントロール力に驚いていたら、今回はがなり系の鳴らし方が強烈。ダンスも遠目でわかるくらい勢いとニュアンスがほどよくつけられている挙措で、ひとこと「巧い」。ツアーを経るごとに違う側面を見せるガキさん。そして、何より伝わってくるのが誰よりもコンサートの空間を楽しんでいる気持ち。いま、一番見ていて楽しいメンバーです。
高橋愛
貫禄のオーラ。さすがにこれから自分を証明するポジションではないので、一昔前に比べてめちゃくちゃに張り切ったりとか、そうゆうところは少なくなった。それでも、ウィアラのハニホの脚の上げ方とか、折々に誰も真似できない身体能力を見せ付ける。昼夜でヴォーカルとダンスが交替だった「声」では、進境著しいガキさんに内心ライバル心メラメラだったんじゃないか。ハイトーンの伸びはさすがでした。
藤本美貴
「歩いてる」でのワンシーン。亀井さんと背中合わせになるところで、ずーっと亀井さんの尻を触り続けていたミキティ。亀井さんも払いのけてるんだけど、ほんとにずーっと(笑)他にも高橋さんの尻を触ってたなんかの目撃情報があったり、まあ変態ぶりが全開なんですが、なんつーか「自由」なんですよね。彼女は、どきミキなんかを聞いてもわかるとおり自由にしておくのが一番面白い。「歩いてる」はそんなわけでステージ上も客席も自由な空気感が好きです。
吉澤ひとみ
で、そんな自由な空気感を支えているのが、たぶんこの人。彼女がリーダーになってからの娘。はこれまでのどの世代よりも自由な気がします。基本的には体育会系なんだけど、個人個人をのびのびさせてくれる。で、必要なところをさりげなくサポートしてくれる。もしかしたら目立たない役回りかもしれないけど、やっぱり頼れるリーダーなんです。


とまあ、こんな感じで06年のモーニング娘。をライブで見る機会はおしまいです。
カレーツアーはいろんな都合で5回しか(5回も?)見れませんでしたが、感慨に耽っている暇はありません。なにしろもう次の青封筒が届いちゃってるんですから。
おっ、今回はSSAがラストなんだ。あの庄やの店長元気かなあ。毎回CDを製作してる有志の方々も来るんだろうし、ここは行きたい。あ、松本があるじゃん。車でいける距離でやってくれるのは嬉しいね。名古屋はまた来てくれって言われたばっかりだから行かなきゃだし、横須賀はどの道安倍さんを見に上京してるだろうし、ガキさんの凱旋も見たい。そうだ、凱旋といえば小春ちゃんの凱旋も見てみたいなあ。できれば、初日の曲目ごとにどよめきが起きる会場も経験してみたい。
……全部当たると12公演だけど、大丈夫?