話を聞くだけで灼熱天国はおそろしいです。

今日は東京厚生年金会館メロン記念日を見に行ってきました。昼公演のみです。
会場は結構埋まっているのに、グッズ売り場が異様に空いていることからもわかるとおり、おそらくはリピーターだらけだったと思われる会場。果たして、大阪しか参加しないという方でなおかつネタバレを回避したいという人がどれだけいるのかよくわからないですが、一応のサイトポリシーとして、同じセットリストの公演がまだ残っているものについては、ネタバレ防止の緩衝材を文頭に置くと決めています。ていうか、これがそうなのでネタバレいやんいやんな人はこのへんで引き返してください。ここから先にいいことはなにもありません。


とはいえ、具体的なことはあんまり書きません。
とりあえず一番に感じたことは、もうすっかりメロンのクリスマス公演が自分の中で一年を締めくくる年末の風物詩化しているということ。
セットリスト的に目新しさがほとんどないのは、もう構造的な問題なのでしょうがないとして、あたかも「第九」のような感じでこれがないと年が越せない感じになっている自分に気がつきます。
あと個人的には初見でもノリノリになれるくらい体に染み付いた曲が多いのがいいところ。わたし自身積極的にネタバレを回避するタイプではないんですが、たとえ事前にセットリストを見ていても曲目とか順番とかを覚えられない鳥頭で、たとえば今年5回行ったモーニングカレーでは5回とも綺麗にリセットされてあたかも初見のような状態で臨めたというおめでたい体質なので。
でも、もちろんそんな中にも新しい趣向の演出や新曲もあるわけです。
着替えタイムの幕間(文字通り幕が下りてきて、そこに「シャンパンの恋」のPV風映像が投影される)では、このPV風映像の出来がやたらとよくてビックリしました。『Do it, Now!』を思わせるようなコンクリ打ちっぱなしの部屋で踊るメロンさんをブレットタイム風に回り込んで撮るカメラ。いやあ、かっこよかった。夜景を見つめるそれぞれのソロショットもカタめに決まってたし。
そして、ほとんどこれを観に行ったといってもいい新曲『LEATHER』これが衣装の感じといい(ご想像のとおりのボンテージ)フリといい、そうとうツボをつかれました。いいねいいね。
あと、ソロMCの村田さんの話術はスゴい。話の内容はそんなに面白いもんじゃないんだけど、口調や視点の切り口なんかで会場をどっかんどっかん沸かせるトークに仕立てるんだよね。わたしの後ろの席の方がしきりに「村田さん、おもしれーわ」って繰り返してたけど、全く同感です。


ハロプロは今年も色んな新趣向に挑戦してるわけじゃないですか。美勇伝がバニーになってみたり、後藤さんが宙を飛んだり、ガキさんが「もぉにんかれぃ!」って言ってみたり。もちろんそれは必要なことだし、楽しいものなんですよ。
でも、そんな中にね、中身は大体想像できるんだけど行けば絶対面白い公演があって「やっぱりおもしろかったね」で終われるというのは素晴らしいことだと思います。いい今年の「ライブ納め」でした。


最後になりましたが、わたしが行けなかった名古屋公演のチケットを今日のものと快く交換してくださった阿部さん。そして、阿部さんとの橋渡し役として尽力してくれた藤原さんに感謝。多謝。