マックの灯が消える

こんばんわ。DVDを見終わるまでがコンサートです。

というわけで、今日やっと12日の安倍さんのレビュー&コンサートで購入したDVDを見終わりました。
安倍さんの意外と下手な子供あしらいやメロンさんの仲良いご様子が堪能できてタイヘンすばらしかったです。

コンサートレポなるものを書こうかと思っていたのですが、身体がぼろぼろで今日に至るまで調子が戻らないのではどうにもならないと思いました。
まあ、大体の感じはこちらで書かれているので改めて書くことはあまりないんですけどね。

当日、朝の九時に新宿に到着して何を差し置いてもやったことは名古屋でのモーニングさんたちのコンサートチケット争奪戦でした。
新宿駅南口のスターバックスで90分電話を掛けまくりでした。ぴあに繋がったときは自動音声認識とやらでアーティスト名をはっきり言ってくださいと言われました。
モーニング娘。!」
テラス席で声高らかに宣言したちょっとイタイ人。それが私です。
それでもう在庫ありませんってんだからちょっとひどいよね。
ていうか、翌日の群馬公演も外れたんですが、こんな状態でコンサートにいわゆる非ヲタの人が来れるはずないと思いました。
朝から電話かけるような必死な人でもチケット取れないんだからなあ。

さてその後、藤原さんと合流してカレーを食べていると隣席が受験に上京してきたような親子連れ。
そこから私が高校生の頃に上京して受験した話から早稲田幻想の話へ。(早稲田大学の学生は飲み会で最低でも一升は呑める。一度も授業に出なくても卒業できる。サークルが確認できるだけでも2万存在し、七割近くがただ集まって呑んでいるだけのグループ)
私もそんなリベラル満開な校風に憧れ受験したのですが幸か不幸か縁がありませんでした。
それからやることなくて日本青年館前の広場でぼーっとしてた時にハロプロ系のコンサート会場によくいがちな五月蝿い方々に遭遇しました。
普段なら「うざいな〜」なんて思ってしまうんですが、あら不思議、みんな早稲田の学生なんだと思うとまあしょうがないかという気分になります。
たぶんどちらにとっても失礼な話な気もしますが。

コンサートまで間があったので千駄ヶ谷スターバックスで時間を潰していたんですが、そのそばにガル・エージェンシーの建物がありました。
展示コーナーには指紋採取用の道具らしきものや無線傍受機器が陳列されていて、建物3階は司令室という夢膨らむ佇まいでした。
ショーウインドーのトランペットを眺める子供の勢いでべったりガラスに指紋を残してきました。きっとそこからサンプルを集めているに違いありません。

コンサート自体は大層楽しいものでした。
「復帰」だの「ブランク」だのそんな言葉をすっかり忘れさせる、「いつもの」安倍さんっぷりはさすがでした。
しかし、せんこう花火やFIRST KISSを聴くと歌うまいなあとホント思います。

そして打ち上げ。藤原さんと喧嘩になりかけたらしいですが争点を良く覚えていません。きっとくだらないことでしょう。
なのに向かいの席に居たカップルをいじったことは鮮明に覚えています。あいつらも絶対早稲田だとか、いや早稲田があんなぬるいカクテルを注文するはずがないとか。
これ以上にくだらない内容とはなんだったのか。かえって知りたいです。

その晩はカプセルホテルで就寝。ナイトキャップ文藝春秋掲載の「グランド・フィナーレ」を読みました。
もうちょっと狂気と冷静の対比ないしは混沌を抉り出せれば、と思いました。界隈にはそんな狭間を綱渡りしているテキストが溢れているんだから。
あと、芥川賞発表のたびに毎回楽しみにしている選評がちょっと期待はずれ。
ぼうやたちもうちょっとセンスを持ちなさいと三段くらい高いところからありがたいお言葉をいただける山田詠美先生とか。
作品そっちのけで現代の世評を憂い若者の矮小化を憂う石原慎太郎先生とか。
もう確信犯だろうと思えるほどに誰も推さない作品を持ってくる池澤夏樹先生とか。
芥川賞の選考委員の皆さんはそれぞれのキャラに忠実でとても好感が持てます。
次回の選考には期待したい。

翌日には、N響の惑星。海王星は生で聴くとやっぱり神秘度五割増です。

二日の滞在期間にハロショに通い詰めたり、たまたま見かけた外人さんに写真を使ってハロプロを紹介しようという話になったり。
「This picture is AYAMIKI」「Oh! AYAMIKI」「Yeees! She fucked AYAYA」「Wow!! Really?」

帰りの大宮駅ホームでは既に体が鉛のようでした。そんな感じです。「コンサート」レポになっていません。こんなもんです。