平日に練習参加とかできません。

こんばんは。エロゲー一千本はすげえなあと思うとうふです。

「王子様」のコレクションがそのぐらいらしいんですが単純に考えて一千本って尋常な数じゃないですよ。わが身を振り返ってみても、趣味の範囲でそれだけの数所有しているものってないですからね。一番近いのでクラシック系のCDが六百枚くらいですかね。それにしたって、ありもしない模試をでっちあげて親から金を巻き上げて買ったものから今まで延々掛かってこの枚数ですから。うーん、情熱ってすごいです。
さて、情熱といえば平日昼間からタワレコ渋谷店でWイベント整理券を購入した人たちもかなりのものですね。もちろん手に入れた方たちにおかれましてはおめでとうございますなんですが、今回のイベントは火曜日にネット上でお知らせがあるとの告知から翌水曜日十時に整理券配布のお知らせ、そして一時間後には完売とあまりにもゲリラ的な手法で批判が集まっているようです。
では、果たしてとり得べき方法は他にはなかったのかということを考えてみたいと思って、サイトウキネンのチケットを取ったときのことを参考にこんなのを考えてみました。
まず、前提として①イベント開催は木曜日、②水曜日発売のCDを購入することが参加条件、③CD発売からイベントまで期間が無いためCD購入時点でイベント整理券を渡したい(封入応募形式は不可)、④タワーレコードに徹夜で並ぶなどの行為が生じないような形式にする、ということがあります。それでは、どうするか?
1.CD販売の前の週の日曜日までには告知をしておく。手段はネット、ハローメールなど。
―やはり、告知期間からあまりにも時間がないことは不満感を生じさせる最大の要因だと思うんですよ。今回のケースでは5月8日に告知しておけばそれなりの準備もできたという人も多かったのではないかと。
2.その日曜日から始まる週(8日〜14日)の期間に整理券配布(仮に整理券Aとします)。方法はタワーレコード渋谷店に自由に持ち出し可能な形で置いておく。
―これがイベント参加への最低条件。最初の段階での裾野はなるべく広く取りたいのと参加希望者への負担を軽くする意味で一週間の余裕を見ておく。
3.日曜日(15日)にタワーレコードで手に入れた整理券Aをハロプロショップ渋谷店で整理券Bに交換。
―ここの段階で整理券をAからBに更新するわけです。この日のうちにハロプロショップに行けずに更新できなかった整理券Aは紙くずになり整理券Bだけが有効なものになるわけです。
4.同様の交換を、月曜日(16日)にBからCへ、火曜日(17日)にCからDというように行う。
―この「交換にかかる手間」というのが徹夜で並ぶ情熱の代わりになるわけです。一律抽選にすれば確かに公平ではあると思いますが参加希望者の意気込みとかWへの熱量を当選確率に反映できないという欠点もまたあるわけで。なお、この交換の過程が参加希望者へのふるいになるのでその調節も可能です。厳しく選別したいなら写真なりを買わないと交換できないとか、緩くしたいなら月、火の二日のうちどちらかに来れば整理券Dに交換できるとか。
5.水曜日(18日)は最新の整理券Dを持ち、タワーレコード渋谷店で「愛の意味を教えて」のCDを購入することでナンバリングがされた最終整理券(当日に抽選)を手に入れることができる。この交換はタワーレコード渋谷店で行う。
―ここでCD購入という条件がクリアされるわけです。基本的に複数枚購入者の複数枚交換は認めないということにして。
6.木曜日(18日)当日タワーレコード開店と同時に最終整理券のナンバリング当選者の発表。ネット上でも掲載。
―この段階で手元のチケットでイベントに参加できるかどうかが判明するわけです。わざわざタワーレコードまで足を運ばなくてもよいようにネットでも掲載して。ここで落選すると期待値が高い分がっかり感も大きいと思うので、そこは落選者にはノベルティグッズを送るなどのフォローがあったほうがいいかもしれません。ここでやっているのはひとえに転売の防止。前夜の段階では当落不明なので整理券を捌くのは難しいだろうという考えです。当日判明から時間がないということを利用しているわけです。前述のようにグッズを送るという理由があれば、CD購入時の交換の際に住所名前の登録をしてもらうこともできるかもしれません。イベント入場時にはそれで本人確認を取ったりとか。ただ個人情報保護なんかのからみでそこまでやるのは難しいかも? あと、入場時の確認作業の煩雑さなんかも。
7.当選者が辻さん加護さんと握手!

とまあこんな感じでつらつら考えてみました。入場順は考慮しなかったんですがナンバリングの若い順にして店頭での交換がランダムで出てくるようにするとかかなあとも思います。
このやりかたの特徴としては、ハロショにかよったりCD買ったりととにかく面倒なことです。Wの熱心なファンに還元するためのイベントであるという前提で考えています(じゃなきゃ平日昼間なんていうイベント設定はしないでしょ?)その情熱を転売屋さんへの支払い金額というかたちで示すのではなく、自分の足を使うという形で示してくださいというところです。並ばれると迷惑なんで先着順とかではなくして。渋谷に通えるような人ということで対象範囲は狭まりますがそれにしても「今から一時間以内にこれる人」よりは広いでしょ?
勿論これで転売行為や複数枚確保が完全に抑止できるわけではないんですが、まあ、努力しているという姿勢は見せられるのかなあと。
それにしてもこんなことをつらつら考えるのはタイヘン! 事務所の皆さん、ご苦労様です。
あと個人的にはこんなインセンティブを付加しなければ売れないようなCDシングルという文化から早く足を洗ってほしいというのが正直な気持ちです。それにはいまだに週単位で売れたシングルの枚数を歌い手の格付け指標にしているオリコンや歌番組の構造そのものを変えていかなければならないでしょう。その対案はこんなもんの比じゃなく難しい話ですね。