会場で買えると思っていたサイしば3がなかった!

こんばんは。エルダーの意味がわからなかった英語に弱いとうふです。

さて、行ってまいりました後藤真希コンサートツアーはたち@熊谷会館。わたしは昼に参加しました。
感想。その前にネタバレ回避なあだしごと。
熊谷は今回が初めての地。実はあまり場所を調べずに青封筒の中に入っていた地図を頼りにしていたんですが、これが役に立たない立たない。
もう、熊谷駅を降りた段階からお仲間と思しき人々の後を盲目的についていきました。こうゆうときに助かるのが、電車内から法被やらスポフェスTシャツやら、そこまででなくてもストラップが「MAKI GOTO」だったりする方々なんですが(文句なしに目的地が同じことがわかるから)、今回外見的にはっきりそれとわかる方には会場までめぐり会いませんでした。ただ、同じ仲間はびんびんに感じるんですよ、オーラを。おかげで迷わず会場に到着できました。

さて、わたしの座席はPA席の真横。後ろから四列目くらいのところでした。PA席には公演中手の空いているスタッフさんがステージを見に来ていて、ノリノリでリズムを取る姿が見られたりして面白かったです。
ステージ上には巨大なミラーボールが。これが一曲目の『エキゾなDISCO』で光りながらくるくる上がっていくんですが、とにかくでかい。武道館で使ってたやつをそのまま持ってきたんじゃないかってくらいでかかったです。
開演前からごーっちん!ごーっちん!のコール。その後も、暗転のたびにコールがかかります。いやあ、後藤さんのファンというのは本当に独特の熱気を持っていて、これを体感するだけでも結構来た甲斐が有ったなんて思ってしまいます。
個々の曲についてはそんなにコメントできないので、全体的な感想。
歌について。
後藤さんの歌声というのは、聞いていてホントに喉が強いんだなあという感じを受けます。結構無理してというか、入れ込み気味に歌うのですがそれが決してオーバーブロウした結果というわけではなく、コントロール可能な領域でやっている感じ。高音域でキンキンしがちなところは振幅の深いヴィブラートをかけて耳障りが悪くならないようにするなど、ぎりぎりのところでの制御が利いています。歌い上げる際にドラマティックな効果が出てきて非常に「効く」歌唱法なんですが、それゆえにパワーで押して押して寄り切っている、投手に例えると全部全力で150キロ投げ込まれているような気分になります。ここでもうちょっと引くところを引いて緩急が使えるように*1なれば、幅が広がるんじゃないかなんて思ったりもしますが、まあ、まだ若いんだしこうゆうのも結構好きなんでしばらくはこのまま突き進んでほしいかななんて思います。これがあるからこそ、『スッピンと涙』がすごくいい曲に聞こえる。まさに後藤マジック。
ダンスについて。
以前のコンサートでも、DVDを見ても、そして今回の実演を見ても感じたことなんですが、後藤さんのダンスというかステージアクトは、蹴り上げる脚ひとつ、飛び上がるジャンプひとつ取っても端々にキレと躍動感が溢れてるんですね。アイドルというよりむしろアスリート。わたしは「軍鶏」のナルシマリョウを連想してしまうのですよ。きっと後藤さんはツアーが始まる前に自分の状態を確かめるために指立て伏せをしたり、何万回と同じ動作を繰り返すそれが最短の道だなんて言ってダンスレッスンしてますよ。稲葉さんとのデュエットはさしづめ実戦形式のスパーリング。去年の真金色に塗っちゃえの頃はさすがにキレで一歩を譲っていた後藤さんも、ここへ来てとうとう稲葉さんに「一死に」をつける公演がコンスタントに出てくるようになったんではないんですかね。このツアーが終わる頃にはきっとその先の世界に到達した後藤さんを見ることができると思います。まさに「女の股ぐらなんかより気持ちいい」世界ですよ。
こうしてみると後藤さんのパフォーマンスは、パワー&スピードの直球勝負。マンガみたいな感じですね。そりゃ、面白いし熱くもなるだろうと思いますよ。やっぱ、年に一度はみておくべきものだと思いました。
あ、最後のほうでスモークが上がる特殊効果がありました。当然、後藤さんが見えなくなるような事態は起こらなかったんですが、それを見てなんだか物足りなく感じてしまったのは何故でしょう(笑)

*1:このあたりハロプロでは松浦さんが抜群に上手いです。