えりんこキャメイ

最近のモーニングさんのツアーが始まるたびに、毎回とある噂が流れます。今回も、やっぱりわたしの耳に入ってきたその噂とは、コレ。
「亀井さんの歌がうまくなってる」
まあ、実際に上手くなっているというのであれば、これほどの喜びはないわけですよ。仮にも推しメン「亀井絵里」を自称しているわたしとしては。
ただ、これまでの経験則として「噂には故有り」だった場合もあれば、「人心を惑わすデマゴーグ」だった場合もありで、結局のところ鵜呑みにできないというのが結論だったりします。
その理由の一つに、亀井さんの場合階段をステップアップするような一筋縄じゃない上達の仕方をしているってのがあるのかも。
先般のレインボーセブンツアーの「かしまし3」亀井さんのソロパートがツアー途中の名古屋あたりまでは結構いい感じで、「おっ、亀公やるな」と思っていたら、ラストのSSAではCD音源でもすっかりおなじみの「にゃーにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ」な歌い方にすっかり戻っていて、あああと崩れちゃった記憶があります。
そうかと思えば、リボンの騎士での「戦いのとき」はCD音源からの成長分という視点で見れば出演者の中でもトップクラス。わたしが見た三公演すべてで高音の歌い伸ばしが声痩せせずに伸びていました。それを考えると、上手くなってるってのもどうやらフロックじゃなさそうだし、と実演に接すれば接するほど量れない部分が増すばかりなんですよね。
あと、亀井さんの場合、ワンフレーズとかの短い瞬発力が要求されるようなパート割には比較的手が合わない感じがするってのも一因かも。
例えば、道重さんなんかは技術の巧拙はともかくとして、私はこう歌いたいんだという強い意志が「ぎーしーきー」のたった三音の中とかにも見えて、こちらにも道重さんが目指す山の頂は確かに見えるんですよね。たとえそれが今立っているところから気が遠くなるほど隔たっていたとしても。
亀井さんの場合、ワンフレーズくらいだと音を当てようとかそんな感じの意図は汲めるんですが、えりワールドとでも言うような世界観を結ぶには、少なくとも「INDIGO BLUE LOVE」や「ラストキッス」くらいはパートが必要な気がするんです。
裏を返せば、藤本さんのようにワンフレーズでもガツンと印象を残すような上手さはまだない、ともいえるんですが。
そういう意味で今ツアーの「亀井さんの歌がうまくなってる」という噂にはちょっと期待をしているんです。「恋ING」くらい(しかも今回はちょっと多めに)お鉢が回ってくれば結果を残す、というくらいの信頼はしているので。


実はも一つ期待しているのは、内容がどうかしていることでおなじみのおもしろMCだったりもします。新潟昼のエピソードとかちょっとアレだもんなあ。見聞した限りのこれまでのものは全てお母さんが絡んでいるのも、非常に「らしい」感じです。