なんとも人が信じられないはなしです。

こんなときに何をふざけているんだ、みたいな空気にさらされてしまっている石川さん(美勇伝)がかわいそう。
生ラジオが終了して、ひとのスキャンダルのコメントをしなきゃいけないいやな仕事から解放されたと思ったのに。またしても妙な形であおりを受けちゃってる。
普段ならきっとあのジャケ写も「あーあ、またしょうもないことやってるよ(笑) ま、いいや。はやく曲聞かせて、曲」くらいな感じで済んだんじゃないかなあ。「アップフロントはこれだから……」的な文脈で語られちゃうと金髪にしてまで身を削った石川さんも浮かばれない?
ま、ハロプロ情報に接するときはこちらのメンタルコンディションが大切という教訓……なのかなあ?


こうゆうときにいつも思うんですが、今回の件で一番ショックなのは村上さんを一押しにして脇目も振らなかったファンのかたなわけじゃないですか。で、その人がなんとか元気を出そうとか、受けた傷の癒しを求めるときに手に取るのはおそらくこれまではキューティークイーンだったりキューティーヴィジュアルだったりしたわけですよね。でも、このタイミングでそれは傷口に塩をすり込むようなもの、さすがに採用できないと思うんですよ。となると、一番傷ついている人が一番救われないという逆説的な状況が生じてしまうんですよね。
そう考えるとDDってのはリスク分散型の応援スタイルとしては理に適っているのかも。


そんなわたしも傷ついた心を癒すため(←かなりウソ)松浦さんの上海DVDを見ました。
まあ、瑕の多いライブです。まっつーおなじみの歌詞忘れや歌詞間違いに始まり、バックバンド(ちなみに全曲生演奏)との呼吸が合わなくて出とちりや乗り遅れなんかも頻出、コーラスのお姉さんは譜面は渡されたものの曲をよくわかってないっぽいし、映像も大半がハンディカメラによるものでフレッツの配信画像かと見まごうばかり。
一番ビックリしたミスは、奇跡の香りダンス。のメロディでね〜え?を歌いだしちゃったとき。衝撃度ではカレーツアー武道館昼の小春ギャル男全落ち事件なみのインパクトでした。ええっ! そんなトコ間違えんのっ?!みたいな。
普通こんだけボロボロだと感想は「こんなもん売り物にすんなよ」ってのが相場なんですが、見終わったわたしの感想は「まっつー歌うめぇ」(笑)
さすがにはじめての自分名義の海外ライブ、コンディションも慎重に整えてきたっぽく同時期のOTONAnoNAMIDAの千秋楽よりもずっと調子はよかったです。
細かいアラを全部ひっくるめて押し流して音楽のうねりと感動の波にのまれるほど*1には達してないけど、失敗分の失点はなんとか取り返してるかなって気がします。
それをふまえた上でひとこと、もっとリハをちゃんとやりなさい!(笑)

*1:ゲルギエフ/VPOのチャイコ5番ザルツブルク音楽祭ライブなんかはそんな感じ。ピッツィカートがずれずれとかあんたらはのだめのSオケかよってな部分もあるんだけど、最終的には感動値マキシマム。「伝説」クラスの演奏