信頼されてるんだろうね。なんだかんだで。

ハロモニ。の特徴って、改編期でもないのにわけのわからないテコ入れをする。予算がない。なんとなく評判よさげなコーナーをためらわずテコ入れする。予算がない。ラストのプレゼントが当たっただとか、使ってるとかの話をついぞ聞かない。予算がない。こいつは面白いと見定めたメンバーを徹底的に起用する、なにがあっても起用する(現在は亀井、新垣?)。予算がない。などなど色々ありますが、最大の特徴が先週来ましたよ。
「メイン企画はあたかも景気循環のようなオモシロ好況期不況期を繰り返し、それぞれのフェイズで番組のコーナーが全て面白くなるオモシロスパイラルや、その逆のイマイチスパイラルが頻繁に発生する」
先週のハロモニ。はそのオモシロスパイラルにがっちりはまってました。


まず、最初のスタジオライブからしてすでに面白い。バニーの衣装ひとつで三界に衝撃と失笑とうんざり感を与えている美勇伝ですが、振り付けも衣装に負けないとんでもない感じでステキです。
そんなアレな曲でも、ロマンスやセクシーベイベーの昔からエロおもしろいパフォーマンスを決めてきた石川さんの手に掛かればちゃんと面白く仕上がります。こうゆうときに妙に迷いがないというか、むしろ生き生きとしてる風に見える三好岡田の両名の貢献も光ります。
そして、ワールドプッチゲーム。今回はなんといっても日直システムを導入してひいきされる側とされない側の格差を作ったのがGJ。うたばんの昔から娘。をいじるときの鉄板法則です。これが藤本さんの小春批判を引き出したあたりはしびれる名場面です。小春ちゃんはすっかりぞんざいに扱われるポジションに落ち着いたなあ。小川さんが卒業SPで遺してくれた大きな財産ですよ。
発汗は、まあ、毎度毎度のとおり面白い。たぶんNGテイクなんてないんじゃないかと思うくらい自由奔放な空気がすばらしいです。ナゾのおじさんも登場して(ガキさんの「誰ですか?」に対して何か答えてたっぽいけどそこはカット(笑))スタッフのおばか指数もうなぎのぼり。最後には、ルサンチマンに燃える肉体派スーさんと主張を曲げないホワイトカラーおじさんの揉め事コント。これもある意味鉄板の格差形成?
んで、本編。
当然のように引率役になってるガキさん。その場にいる誰一人として(スタッフも含め)高橋さんのほうが年上だなんて認識がないのかもしれない。
入れられると思ったら、ぐいぐい自分の持ち技をねじ込んでくる道重さん。多少無理目のシチュエーションでも強引に点を狙う姿勢と、いざとなればツッコミにもまわれる幅広いユーティリティープレーヤーです。今日はロケ最後のほうでも「モリゾー♡」とか言ったりして比較的元気が続いたのが吉。てゆうか、モリゾーを覚えててくれたのが嬉しい。すっかり記憶の彼方なのかとおもってました。
高橋さんは保護者のガキさんがいる安心感からかゆるーくなってていい感じ。ま、いつもあんなんだって言えばあんなんですが、自分より年上やそんなに親しくないゲスト(まっつーあたり)がいる時はもうちょっとしっかりしてるとこ見せよう的な動機が働いてる気がします。
そして、亀井さん。バスガイドではイラッとくるつくり笑顔で狙い、ビルメンテナンスではビビり全開、赤ちゃんの世話では雑&天然っぷり、消防士と建設現場では妙なハイテンション状態と、手持ちのバラエティ技術を惜しみなく連発してくれました。いやあ、堪能(笑)
今日ほど亀井さんが機能したのもひさしぶりなんじゃないだろうか。存在自体がすでにトリッキーなひとなので突っ込むほうもアンテナを広く張って、相当な運動量が必要なんですよね。普通は多少ともルーティン気味になったり、適当なところでスルーしたりするんですけど、ガキさんは拾ってくれる。
そう、なんといっても最重要なのはガキさんなんですよ。常に声だしてるからねえ。手数の多さは往年の矢口さんをも凌ぐ勢い。もし、わたしがハロモニ。のディレクターでロケメンバーを自由にチョイスできるなら必ず入れますもん。
あと、ロケ地もよかったね。キッザニアふつうに行きたいもんなあ。それぞれの職種に微妙にマッチしているキャラの案内役の方が配備されているのも芸が細かくていい感じ。消防隊長の熱さには、ちょっと尊敬の念を抱きました。あなたは劇団員ですか?(笑)