さすがイーストマン出身って感じ。

さて、新年、心機一転新しい目標を立てて頑張るという節目のときでもあります。
わたしはどちらかというと、コレって目標をカチッと決めるよりは、普段の生活や道具なんかをちょっと変えてそのことによってじわじわと思い描く姿に近づいていくようにしむけるという非常にまわりくどいタイプです。そのほうが無理なく長続きするからってのが大きいんですけど。
例えば、今年変えたものの一つが髭剃り。「刃が5枚あるヤツ」(「オシャレな女の子が二人いるゲーム」風な物言い)に変えたんですが、これが凄い。これまでは同じ会社の刃が3枚ついててターボなヤツを使ってましたが、5枚のヤツは肌への密着度が断然違う。ジェル状のシェービングフォームだと逆に滑りすぎちゃって、泡のものに変えたくらいです。
あと、トロンボーンのデイリールーティン(基礎練習)を変えてみました。これまではマーク・ナイチンゲールさん*1の書いた「ウォームアップブック」をやってたんですが、これをマイケル・デイヴィスさん*2の「20ミニッツ・ウォームアップルーティン」にしてみました。マイケルさんのものには本人が吹いているデモCDがついていてとってもお得です。ラスト2つのルーティンが激ムズなのが大変ですが(ハイDまで行くトーンコントロールとペダルから始まるリップスラー。要は高音低音の限界領域でもコントロールできなきゃダメといってるんですな。本人でさえペダルの7ポジションではほんの僅か音がよれるくらい難しい!)ちょっとくらい自分に負荷を掛けないと成長しないしね。村田さんもカラオケのときはマイクの音量を下げて声量を出すようにして自分を鍛えるって言ってたし。一年後には吹けるようになってるといいなあ(希望)
長い前置きのあとですが、本題。
われらがハロプロの皆さんもこの時期には、折に触れ今年の目標を聞かれます。
アヤカさんのように勉強机を買うという超現実的かつ具体的な目標を設定する方もあれば(机がない今は喫茶店なんかで提出用のレポートを書いているそうです。スタバでめっちゃ勉強してるあの娘はもしかしたらアヤカかも?)、メロン記念日のようにロックに力を入れるというやたらざっくりしたものまでさまざまですが、この方がちょっと興味深い目標を掲げていました。
松浦亜弥さん。
正月早々中野ハロコンの現場から生中継というチャレンジャブルな放送を行っていたマジアサで、エルダーの面子に突撃インタビューを敢行していたときのこと。
まっつーは正月休みは明日の心配をしなくていいので、呑んでは寝て、寝ては呑みまた呑んで寝るというぐだぐだ生活をしていたと披露したあとで、今年の目標としてボイトレを受けるということをおっしゃっていました。
そう、つんくさんの意向もあってこれまでボイトレをやっていなかった松浦さんがついに(?)ボイトレをはじめるというわけです。これはおそらく本人の心境的にかなり大きな変化だと思うんですよね。
んで、なぜ始めるかという理由いわく「自分がどこまでできるのかを知りたい」からとのこと。そのニュアンスからするに、日々のコンディションの調整である「デイリールーティン」的なものよりは、正にトレーニングのための「メソッド」や「テクニカルスタディ」的なものを念頭に置いていそうだけど、そんな話を聞くと、いよいよ「つんく離れ」というか、自立したアーティストへの道を本格的に歩き始めるのか、という気がしちゃいます。
さてそこで問題は、大親友の藤本さん。彼女の目標は、できなかったときに突っ込まれるのがイヤだから何もはじめないなんていう後ろ向き加減。やりたいことが無いってのは本心なんだろうからしょうがないとして、もうちょっと言い方ってものを考えていただきたいなあ(笑)「なにも足さない、なにも引かない」とか「人間らしく、やりたいナ」とか言ってれば、実態は「なにもやらない、なにも始めない」とか「人間らしく、自由に、気ままに、やりたいナ」だとしてもなんとなくカッコがつくじゃないですか。これからリーダーとして、時には甘言を弄して部下をなだめすかさなきゃいけない場面もきっと出てくるんだろうから、うん、頑張ってほしい。

*1:イギリスのジャズ奏者

*2:アメリカのフリーランサー