ちなみに、大学は四戦二当。

選択科目できちんと取っていた日本史の点数と日程があまっているから遊びで受けた政治経済の点数がおんなじだったり、たまたま座った机に「入ってからが大変なんだオレも君の頃に戻りたい君はこんなふうにはなるなよ」なんて妙に後ろ向きな励ましメッセージが書いてあったり、待ち時間中にアサヒ芸能を読んでるツワモノがいたり、自分でも何を計算しているのかよくわからない演算をしているうちになぜか答えが出てもう一回やれと言われても絶対無理だろうなとかおもいつつ解答欄をうめたり、隣の人が希望学科欄に「演劇科」と自信たっぷりに書いててそんなことを聞かれることさえ知らなくて早くも動揺したり、一問目のいの一番からなにをどうすればいいのか皆目見当がつかなかったり。
受験会場というものはいろんなハプニングが起きがちで冷静な心を保つのは難しいかもしれません。
そんなときは顔を上げて、会場の時計の秒針が十秒間進むのを眺めてみてください。きっと落ち着くはずです。
さあ、あとは最後の一秒まであきらめずに自分の力を出し切るだけ。自分の実力が出せたという手応えが実は一番重要。わたしもこれまでいろんな試験で受かったり落ちたりしてますが、そのことだけは外していないので、どの結果も納得しています。
もし、それで落ち着けるのなら、自分には応援してくれる大勢の人がついているんだと思うことも一つの方法かもしれません。それはきっとほかの受験生にはない、あなただけのスペシャルな力だから。実際たくさんの人があなたの健闘を祈っていますよ。
わたしもそんな一人です。週末は、名古屋の空の下でささやかながら祈っています。
「のっち、ガンバレ」