しゃべりははきはき。

今日2月5日は中島早貴さんのお誕生日です。おめでとうございます。
なかさきちゃんといえば、なんといっても去年のスポフェスの「ビリになるのって恥ずかしいじゃないですか」発言です。
「こらこら。ビリになった人(特に道重さん)に失礼よ」なんて思いながら会場で聞いていましたが、ホントに嫌そうな顔でこうゆう言葉が出てくるメンタリティの背景には、結構重いものがある気がします。
例えばこうゆうこと。
ZYXベリーズに選ばれなかったキッズ連中にとって、自分をアピールする場所は現実的にはほとんどありませんでした。タレントを志してオーディションを受けた者にとって、この状況はやっぱり意に沿うものではなかったことでしょう。
巡ってくるチャンスのそう多くないハロプロということろで、幸いにも巡ってきた℃-uteという場でもまた、彼女は恵まれた状況に置かれているとは言い難いものがあります。フロントメンバーである鈴木さんや矢島さん、ハロー最年少として何かにつけいじられるまいまい、レギュラーラジオを持っている梅さんなんかに比べるとどうしても埋没気味に見えるのも仕方ないのかもしれない。
当人がそのあたり、どう捉えているかわからないんだけど、ひとつ確かなことがあります。
後列だとか何だとか関係なく、彼女のダンスはすごい。
勿論、草魂で鳴らした℃-uteのこと、ダンスに関してぬるい人なんて一人もいないんだけど、彼女に関しては「これが正解」のななめ上を行っている気がするんですよね。
「これが正解」のダンスを踊る典型的な人というのが、わたしの中ではかつての紺野さん。彼女を見ていると、元々のレッスンの時にはこういうフリだったんだってのが確認できる。基本というか「型」にすごく忠実。
で、なかさきちゃんは見てる限り確実にその系譜にいるんだけど、それだけじゃない。より大きく、より速くというようにダンスを「深化」させている。これって技術どうこうよりは本人の気概にかかっている部分。
その気概の理由を前述の「挫折の経験」に結び付けてしまうのはさすがに単純だろうけど、彼女を見てると自分も頑張ろうと心が逞しくなるような気になります。