ウサギとネコ

スラムダンクの名台詞で振り返る続きで言えば、今回の件は…
『彼が抜けるのは他のメンバーが抜けるのとは意味が違う…』『たぶん会場の誰もがそう思っているわ』
こんな感じでしょうね。まだ具体的にリーダーとして何かを成し遂げたわけじゃないんだけど、みんな精神的に彼女を頼りにしているんだ、こんなことくらいで娘。のフロアから抜けるわけにはいかない。
もし、矢口さんみたいにリーダーの資格がないだなんて寝言を本人が思ってるとしたら(ま、そんなタマじゃないと思うけど)、はたまたくそ真面目事務所が判例に照らし合わせて不公平感のある処分はよくないなんて考えてるとしたら、バカヤロウって言ってやりたい。
いみじくも今週のうさちゃんピースで道重さんが語っていたように、
「藤本さんはさゆみからすると度がすぎるくらい自由なんですよ。でも、それが藤本さんだから」
なんだってこと。メンバーにしろファンにしろその思いは変わらないでしょ。だから藤本さんには好きなようにやっていただきましょうよ。


しかしまあ、今年に入ってからのハロプロは(加護さんの件も広義の意味で)オトコ関係にゆれまくってるなあ。
「アイドル」ってものの恋愛がどうあるべきか、こうなってくるとファン側としてもいっぺん腰据えて考えておかないといけないのかもしれないですね。
そりゃ、一応思想信条はキャメイリベラルを自認しているわたしですから、基本的にはどんどんやればいいじゃないとは思うんですけど、じゃあ、それが推しの対象でもOKなのかと問われたらどうなのか? それこそ辻さんのように妊娠→休業状態となることに寛容でいられるのか? ある程度の年齢なら、まあそれもアリかもと思えるけど、じゃあ小春ちゃんやみっつぃーくらいでもだいじょうぶなのか? この手の話がショックなのは交際していた事実よりもそれを知らせてくれなかったという疎外感によるところが大きい気がするけれど、それなら付き合ってますって事前に言ってくれるようなシステムはできないものなのか? それが実現したとき、ファンの側は受け入れるだけの器の大きさを見せられるのか? 
その課題にたぶん明確な答えなんてないんでしょう。結局のところ答えは自分で見つけるしかない。ただ、その指針となりうるものして「きらりん☆レボリューション」には個人的にかなり期待している。少女マンガの鉄則に倣えばきらりちゃんは当然宙人くんと結ばれるはずなんだけど、そのこととアイドルとしてのきらりちゃんの立場について中原先生はなんらかの落しどころを見つけられるのか。もしこの力業が極められるようなら、小学館漫画賞の名にふさわしい漫画史に残る作品になると思うんですけどね。